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埼玉革新懇、上田知事の『国旗・国歌』発言撤回を求める声明を発表 印刷 Eメール
一般
2009年 7月 14日(火曜日) 13:20

7月1日、県議会で「日本の国旗が嫌いだとか、日本の国歌が嫌いだというような、そういう教員は辞めるしかないんじゃないですか」との上田知事の発言に対し、平和・民主・革新の日本をめざす埼玉の会(埼玉革新懇)は声明を発表しました。

 

声明の全文は次の通りです。

 

「国旗・国歌」に関する知事答弁の撤回を求める声明

 

7月1日の県議会本会議において吉田芳朝議員(民主党・無所属の会)の「国歌斉唱時に起立しない教員がいる問題の解決について、どのように考えているか」との質問に対し、上田清司知事が「そもそも、日本の国旗が嫌いだとか、日本の国歌が嫌いだというような、そういう教員は辞めるしかないんじゃないですか」などと答弁しました。

この知事答弁は、「国旗や国歌に対する考えの違う教員は辞めてしまえ」というものであり、これが問題の解決策だというきわめて乱暴なものであり、憲法19条が定める「思想および良心の自由は、これを侵してはならない」という国民の基本的人権を否定する発言であり断じて認められません。直ちに撤回することを求めます。

 

上田知事は、国旗を掲げ、国歌を歌うことは式典のルールだとし、あたかも義務であるかのように発言しています。しかしこの発言は、法律制定の経過やその後の裁判の判決などを無視したものであり、このような態度は、法治国家の県知事としては認められません。

「国旗・国歌法」には尊重義務はいっさいなく、法案の国会審議の際の政府答弁でも「この国旗・国歌について尊重義務を与えたり、あるいはそういう措置をおりこむことはない」としています。

さらに、当時の有馬文部大臣の答弁では、学校教育における「国旗・国歌」の指導について「児童生徒の内心にまで立ち入って強制しようとする趣旨のものではなく」とし、教職員に対する「日の丸・君が代」の強制は、憲法が保障する「思想・良心の自由」を侵害するものとし、「入学式・卒業式等の式典において、国旗に向かって起立し、国歌を斉唱する義務」の存在を否定し、起立や斉唱をおこなわなかったことを理由として「いかなる処分もしてはならない」としています。

これらの経過からも明らかなように、「ルールを守れ」というのなら、上田知事自身が、憲法の保障する「思想・良心の自由」を守り、国会での審議経過や裁判の判決を守るべきであります。この国民共通の基本的なルールを守れない知事は、700万埼玉県民の代表としてはふさわしくありません。

 

埼玉革新懇は、「平和・民主主義・くらしをまもる」という3つの共同目標実現のために、今後とも活動を強化することを表明し、知事の発言に対する声明とします。

 

2009年7月9日

平和・民主・革新の日本をめざす埼玉の会(埼玉革新懇)